掛川織花ござメーカー直売店の風雅堂では、国産い草を100%使用した福岡県特産工芸品指定の掛川織花ござを通販

ござ(畳表・花莚・上敷・茣蓙の総称)、い草でできた畳の特徴と効用

花ござ、い草カーペット い草ラグ い草無地上敷 い草座布団
置き畳 い草マット 寝ござ い草草履
ござや畳は世界一の長寿国日本を支え1300年以上の歴史をもつ健康に良い天然素材

ござ、畳については我が国における最古の記録とされる「古事記」「日本書紀」「万葉集」に畳・蓆に関する記述があり、

奈良の正倉院には、桓武天皇(701~756年)が使用されたとされる最古の畳敷きベッドが残されています。

1300年以上も前からござは私たちの暮らしのなかに根づいてきました。
ござは日本の気候や風土に最も適した、優れた敷物、床材といえます。

ござの原料であるい草は、室内の湿度が高いときは湿気を吸収し、室内が乾燥してくると吸収した水分を放出します。

い草はその呼吸により室内の空気を調節する機能を有しているのです。

世界一の長寿国になれたのも多くの日本人が昔から日々の暮らしの中でござや畳を取り入れそのござや畳が空気中の有害物質を吸収し分解してくれたことも否定できません。

是非、ござや畳を今一度見直してはいかがでしょう。

い草の構造、二酸化窒素(NO2)なども吸収 い草は表面の皮質部と内部の灯心部の二層構造になっており、
表面は縦に襞(ひだ)がはしりその表面積は何十倍にもなります。

表面には多くの気孔があり、内部は六角形の蜂の巣構造で、繊維と繊維の間は中空で節があり、たくさんの空洞をつくっています。

この空洞に梅雨などの多湿期には水分を「吸収」し、冬場の乾燥期には水分を「放出」することで湿度調節の機能を果たし、私達の暮らしを快適にしてくれます。

また、呼吸器系の健康に悪影響を与える二酸化窒素(NO2)やVOC(揮発性有機化合物)も併せて吸着します。

東京大学工学部の西村教授のデータによると、畳部屋やござを敷きつめた部屋では空気中の二酸化窒素を1時間で10分の1に減らすことが示されており、

他の実験では、空気中のアセトアルデヒドの濃度が2時間で4割減少しており、い草で織ったござは他の資材や敷物と比較して高いガス吸着効果を持っていることが分かっています。

さらに、シックハウス症候群の原因物質となっているホルムアルデヒドは、アセトアルデヒドと性質が似ていて、これについても同じ効果があると考えられています。

ござのさわやかな肌触りと心地よさで安眠効果
い草は汗も吸収するので敷布団の上に敷いて使うと寝ている間に汗をかいてもべたべたしないで、ぐっすり眠れます。

ござのリラックス効果 畳を敷きつめた部屋には気分をリラックスさせるα波がフローリングなどの板の間にくらべて多く出ることが実証(東京大学工学部化学システム工学科柳沢幸雄教授研究)されています。
ござにも同様の効果があるものと推察されます。

い草の懐かしい香りには鎮静効果があります。

畳部屋での学習機能、集中力持続性 畳を使用した部屋と、
畳を使用していない部屋で中学生に簡単な算数の問題を解かせた成績を比較した結果、

畳を使用した部屋のほうが回答率は高く、正解率も若干優れることを北九州市立大学国際環境工学部生物資源工学の森田洋准教授により報告されています。

ござや畳の保温性と断熱性 い草内部の繊維の中に多くの空気が含まれており、空気は熱を伝えにくいという性質があります。

そのい草の中の空気が保温と断熱に役立つことから冬場はござ自体が暖かく裸足でも冷たくなくて心地よいのです。

ござや畳の持つ適度な弾力性、ござが足裏を刺激してボケ防止に役立つ

足の裏にかかる圧力を実験(山野美容芸術短期大学の近藤陽一教授研究)で調べた結果、フローリングは畳の上より足に力がかかりやすく関節への衝撃が大きいことが分かっています。

い草は空気を含むスポンジのような構造なので弾力性とクッション性を有し転んでも衝撃をやさしく受け止めます。

ござや畳の吸音効果 畳の吸音性は、建物全体の気密性や床材に影響を受けますので、一概には評価できませんが、
畳の部屋はフローリングの部屋に比べて、音の大きさは半分くらいになります。

い草内部の空気や畳の藁(わら)床(どこ)の中の空気は吸音性、遮音性にも優れており、階上の気になる音を和らげてくれます。

い草の持つ消臭機能 い草は、化学物質であるアンモニア、酢酸などのいやな臭いを吸収し消臭する効果があります。

台所にござを敷けば生ゴミ等の悪臭を軽減し、たばこやペットなどの臭いをおさえ部屋の臭いを正常な状態に調整してくれます。

ござは地球環境にやさしい循環型の素材

ござ、い草製品や畳の表面は、全て天然の素材であるい草から作られているため燃やしても有毒ガスを生じさせることはありません。

土の中に埋めれば1年半から2年位で土の中のバクテリアなどにより分解され有機肥料となり土にかえります。